昨日のWBS

 植物の話。
 アデニアが200万!!とか出てたけど、根塊の大きさと派手さからすれば、多分200万でも安いんだろうなぁ、とか。
 個人的に範疇外で見立てもへったくれもないので、いやいや品種がとか勢いがとか根塊の形がとか分からないのもあって妥当かどうかさえ分からない(少なくとも値札に品種名がないところを見るとそれが価格に対する訴求ポイントではないという捉え方もあるのかもだが。全体的に緑っぽいので少なくともよく見るグラウカではないんだろうけど。)ので何ともいえないが、根塊の部類(多肉系も同様)は所有者の話を聞く限り平気で高額に振れるように思うので。
 ただ、いずれにせよ運営会社社長が説明するような「ホームセンターにない」ことをやるためには、まずそれ相応の初期投資が必要なわけで(一応、構造的にホームセンターはそういったリソースの扱い方をしていないという逆張りなわけだから)、最初の一手から同業の誰もが簡単には実行できるものではないと思われる。
 たとえその一手が打てたとしても、当然そこから先にも様々な難しく厳しい判断は存在するはずで、どのような商売にも存在するように、真似ればどうにかなるわけではないのだけれども。
 個人的には、珍しくて高ければいいというよりは、番組内で特に説明もそこそこにされていたでかい豆(多分、栽培しているわけではなさそうだったが)のような、「ああ、藻玉とは結構渋いところをついてきますねぇ」とか思ってしまう私のような園芸をちょろっとかじっただけの者がちょっぴり優越感に浸れるといったプロからみればそれほどでもない絶妙さが重要なのかもしれない。
 公営の植物園とホームセンターの中間といったところなのだろうか。

一部の者だけには明日が来た

 「アスクル倉庫火災、子会社を書類送検へ 消防法違反容疑 (7/28 日本経済新聞)」とのこと。
 過去に取り上げたので一応。
 いろいろ書いてみようかと思いもしたが、その後の流れからしてだからどうなの?って気がするのでスルーしたい。
 ただ、一部の識者が当時「あのような施設では現行の消防法の規制では火事を防げない(キリッ)」とか断言していたのは少なくとも正しくなかったことになるわけだが、今回の事案は別としても、具体的にどのような規制や取り組みが新たに必要だと考えているのか世間に示して欲しかったようには思う。
 およそ、リスクへの対処としてたった1つの手段のみで対応していることは少なく、多層防御といった構造をしていることが多い。
 実際の事故からその要因を厳格、詳細に分析し、その結果をリスク管理などにフィードバックする(過去の犠牲者が非常に多かった事案などではそういった流れも多い)のであればよいが、そういった部分を各当事者が中途半端にする/せざるを得ない場合に、事故という起こった起こらなかったというON/OFFの結果だけから既存の規制を単純に強化する方法(例えば何らかの規制の数を増やすだけとか回数を増やすだけとかそういうレベル)では、遵法意識の高い領域では過剰なシステム、過剰コストとなり、遵法意識の低い領域では、それでなくても守れていなかった法令をさらに周回遅れとなっては一段と意識が下がる(当人にそんな認識はないだろうが、第三者から当該法人、組織を判断すればそういうことになる)ため、上下端でのデメリットが強くなる。
 これよりかは、チーズモデルでも分かるように、もう1つ別のチーズを設置する方がそのデメリットは緩和されるように思われる。
 こんなチーズがあるんじゃないの?という提案だけでもなされればよかったのに。
 少なくとも、その点については残念だったように思う。