スウェーデンの研究

 当たり前?有り得ない?にて、興味深い研究が紹介されていたので、雑感を書きたいと思います。

 まず、『月7500円とはちょっと驚きだ。』。
 わたしもそう思います。貧困者対応という意味からして、使用目的云々は別にして、結果的に食品などの支出に当てられるとしても、スウェーデンは物価が高いので、日本の7500円よりは感覚的に(買える量的な意味で)かなり下だと思います。日本で言う障害年金のようなもの(疾病補償給付とか活動補償給付とかが該当する???)を受給しているかどうかや、医療費が無料であること、その他の公的補助があるかもしれないことを考慮しても、これっぽっちの金額で有意の差があるとすれば、すごいことです。そもそも、500クローネ(※追記:間違えました、クローナです。)という金額を設定した理由からして謎なのですが、実は、金額を増減させたケースも実験しているのでしょうか。金額だけを捉えるならば、社会保障制度でばら撒いていた金額の設定が単に誤りだった、ということですし、『「余暇に使いなさい」と支給する』という意識付けに理由があるのなら、これまでの給付金などに対する意識付けに問題があったのかもしれません。

 そこで、私も「Mad in America」のサイトで記事を読んでみようかと思ったのですが、英語じゃないですか、これ。(←あたりまえ。)センター試験で200点換算で常に二桁、TOEICで100点台を叩き出した私になんという試練。うーん。ということを承知の上で、以下の文章にお進みください。
 使用目的として、『「余暇に使いなさい」と支給する』のですが、余暇は余暇でも『social activities』とあるので、パチンコや一人でうまいものを食いに行くなどではダメでしょう。ソーシャルだからといってソシャゲに課金したなんてのもダメでしょう。たぶん、人と人とが直接触れ合う向かい合うような行為(集団でのスポーツや会話とか)を指すのではないでしょうか。とは言ってみたものの、「何に使ったかあとで教えんでいいよ。」ということなので、ある意味、何に使っていようが効果はあったと言わざるを得ないのかもしれません。
 結局、精神科で行う診療以外の『other explanatory models and initiatives』が必要ってシメているのですが、それが具体的にどんなものなのか謎です。論文の中で触れられているのでしょうか。
 英文ネタはここまで。


 というわけで、いろいろ謎過ぎて、もやもやするのですが、他力本願で、論文自体を読む人、一般に公開する人or出版物は現われないのでしょうか。もちろん、日本語で。なぜなら(ry。