触れ幅

 増田を見ていると最近内外で取りあげる者が増えた「けものフレンズ」ネタが多い気がする。
 まぁ、放送当初から一部でアニメが開始される前に原作ゲームのサービスが終了するという時宜を得た(多分、皮肉だろうと思うが、考えようによっては原作が完結してからアニメ化したという時系列(ただし、制作者側の時系列は無視)的流れとして正しいということか?)形態だと言われていたりしたが、多分、今やそんなことに気にかけている人は少ない(放送前にアニメを揶揄する増田がいたが)のではないかとか思う。
 で、内容についてだが、どこかのコメでHRTの原則(謙虚、尊敬、信頼の頭文字をとったもの)について触れているコメ主がいたが、なるほどそれか!などと私は思ってしまった。
 一方、フジ系列の某ドラマに対してアドラー関連の団体が意見書を提出したりとネットニュースなどを見る限りある意味逆に振れてしまっている気もする。(そのドラマを見てないので評価はできないが)
 どういった切り口で現実や概念を捉えて発信し、それをどのように受け取るかという差異も考慮すべきだとは思うが、ほぼ同時にこういった触れ幅の大きい案件が提示されるのも珍しいかも知れず、これを多様化と捉えるべきか、分断とか孤立化と考えるべきなのか悩んでしまう。
 個人的には、できれば年末になっても「けものフレンズ」を覚えている者がそれなりにいるようだといいな、という気がしているのだが。