昨日のWBS

 RPAの話が出ていた。
 RPAってのは知らなかったのだが、絵面だけ見ると大昔からあるSAPやサイボウズあたりで実現するものとどう違うのか分からなかったのでググってみた。
 そもそも、「ロボット」というには程遠い気がしたので。
 で、Wikiによると、『RPAと今までの自動化との違い』として『RPAは、画面上のアプリケーション、システム画面を識別し、人間と同じように操作を行うことができるようなソフトウェア(ソフトウェアロボット)によって実現されている。』とある。
 具体的なイメージはぼんやりとしかわかないが、とにかく違うことは違うのだろう。
 番組内でやっていた住所変更受付の部分は、具体的に何がどのように行われているかは不明(画面自体隠している)で、単に人件費が削れてよかったよかったというところがクローズアップされていたので何ともいえないが、作業時間のかかり方からするに、例えば電話応答をして既存のシステムに入力して確認作業をして確定するまでのプロセスを1ユニットとして動作するということのような気がする。
 多分、ミドルウェアの多くが複数の社内システムを統合して運用し効率化することもメリットの1つだったとは思うが、そもそも統合するための大変さに見合うメリットが存在しないような切り離すことのできるプロセス(およそ率先してアウトソースされてきたもの)を独立して自動化するという同等なメリットを今だ享受できていない領域が現に存在している、ということなのかもしれない。
 ただ、献立から発注書を作るとか、勤怠表を自動集計する(中小なら紙ベースのところも未だ多いのではないかと)とかは工事見積から発注書を自動で作るとか勤怠表から社内規定上、給与や査定に反映しなければならない回数、度合いで遅刻、欠勤などを抽出する(当時給与はオフコンだった時代)システムなんてのは、その実現がRPAだからどうのという以前の20年ぐらい前に私自身前の会社で自前で作ったので、いずれにせよだからどうなんだという気もするわけで。
 逆にこういうのが当たり前で、今まで何とも思っていなかった、できないと思って改善しなかったのが至極普通であるのならば、それはそれで、社会的ないろいろな疑問が解決しそうな気はする。
 その後のAIを用いたサポートというかオペレータとの二人三脚でよりよいサービスを提供する的な利用は興味深かったのだが。


 あと、トレたまの外貨→電子マネーの自動交換機。
 運営会社の「ポケットチェンジ」のHPを見ると『その場ですぐに、ご希望の電子マネーやギフト券などに交換が可能です。/日本人旅行者の余った外貨も、訪日外国人の余った日本円も。』とあるのに、羽田の到着ロビーにしかないとはこれいかに。
 訪日外国人の利便性を上げて訪日外国人を増やしたいんじゃなかったけ・・・
 悪意ある見方だけど、円をとことんまで円のまま国内で落とさせよう(要はモノを買わせよう)という偏執狂的意識が垣間見れる気がして心がなんとなくぞわぞわして落ち着かないんだけど。
 選択肢は複数あっていいと思うし。
 ただ、訪日外国人の気持ちというのがどうなのかは私が勝手に想像して当たっているとは思えなくはあるけども。

 最後にちょろっとでてきた登記のはなし。
 コメンテーターの高橋氏の話では、登記の義務化の方向になるかもしれない、というものだったが、土地所有者が分からないことが問題ということを解決することを目的として、例えばイギリスのように公信力を持たせるという方向性なのか、単にちゃんと登記してよ、的な「ちゃんと」で解決する方向性としてやるのかが分からないといえば、分からないかと。
 登記すること自体をコントロールするだけが問題ではないはずで、結果として法的に登記をどう扱うかという複雑な領域に踏み込む必要があるのではないかと考えると、簡単な話ではない気がするんだが、どうなんだろう、とか。
 死亡者課税というある意味禁断の領域まで切り込む気はないのかも知れないが、どこまでのところまで求めているのか気になった。
 議事録が出るのを待って読んでみるかなぁ。