今週のお題「部活動」

 小中あたりのよく分からない活動(半強制の有志と呼ばれるようなもの)は置いておくとして、基本的には、中高大ということになるだろうか。
 中。
 市内はおろか県内でも同一名称がなく同等の活動を行っている部活がないと顧問の先生が言っていた珍獣なので名前はちょっと。
 名前は別として、扱う活動領域が広すぎるので、確かに「同等」ってのはない気もするが、今も存続してるんだろうか。
 少子化で部活の統廃合が進んでいるので早々になくなってそうだが。
 高。
 幽霊部長と呼ばれていた。
 単に部活に出ないという話なのだが。
 通っていた高校の運営の特性上、部の組織としての渉外活動が結構多いのだが、その面倒臭い仕事だけ押し付けたいために設定されていたので、じゃあ、部自体には出なくていいよね、という半ばけんか別れっぽい形でそうなってしまったという。
 部活なんて楽しくないとダメだと思うし。
 ただ、自部の権益云々を考えずに、他部や自治会、その他の組織などと話ができる機会が多く持てたのは、属性として普段話をする機会などありえないような方々であるところからしてある程度の強制力がなければ得られない経験だったとは思う。
 大雑把な言い方をすれば、考え方は様々で適合性から考えれば完全に否定できるものはほとんどなかったりするが、かといってそれでは話が進まないというのを自身の脳内シミュレーションだけでは思いつきもしないことがいっぱいあることを知れたことはよかったかもしれない。
 とはいえ、自身の生き方にほとんど生かされてはいないので意味はないかもだが。
 大。
 未だに頻繁にやり取りのある友人、知人はここが多いと思う。
 部活、というか同好会は、私が卒業後数年あたりで断絶してしまっていて、そこなあたりでいろいろあったらしく、過去側に属する記録、情報群は、時期的にネットなどに情報がリアルタイムで乗っていないこともあって、今後とも情報を外に出さないことが暗黙の了解になっていたりする。
 個人的に当時の活動が自身の黒歴史だとは今も全く思っていないのだが、それとは別に後世において情報が極端に少ない暗黒の時代を意図的に作り出すことを歴代の者たちが判断したというなら、それはそれで面白いかも、という気がしたので。
 って。
 話せない部活ばっかじゃん。
 なんだろね。
 それこそが黒歴史として認定すべきなんだろうか。
 あと、中学の時には、他部において顧問による度が過ぎた組織の私物化が大きく表面化した事件があり、それは多分、当事者にとって多かれ少なかれ墓場まで持ってくレベルの心の傷になったんじゃないだろうかとか思ったりするのだが、昨今の部活顧問であること自体労働対価という観点から忌避されるところからは想像もできないぐらい時代は変わったという気はする。
 この事件の当事者の生徒側は別として、教師側はもうほとんどあっちの世界に行っているはずなので、具体的に書いていいかとも思ったが、それはそれ、数日でまとめられる分量じゃなかったりしたのでやめておく。
 一応、やばそうな内容というのは、
  ・部員の数に見合う練習場所確保の面倒臭さによる顧問の生徒への過度な嫌がらせ。
  ・主語は書かないが、結果的な犯罪教唆とそれにかこつけた部内粛清。
  ・部員大量退部と一部恫喝(主語は書かない)による残留。
  ・職員間で大きく問題視されるも、不穏な事件が頻発し立ち消え。
  ・有志教員による退部した生徒の自身が受け持つ部活への入部。(当時として内申に影響するため。うちの部活は結構引き受けたものの問題なかったが、問題が起こった部もあった。)
  ・学校側(予算的な意味で市側まで行っているかどうかは分からない)の強権発動による練習場所の確保(とはいえ、屋内競技のコートを屋外の吹きっさらしなところに仮設したため基本的に競技にはならないし、練習にも疑問符はつく)で部員の差し戻しを迫るも当該顧問らが拒否し限りなく険悪ムードになる。
  ・恫喝して残した部員の一部が暴力事件を起こし、大会出場が不能
  ・当該顧問発狂し、髪も顔色も白くなり、人が変わるも、外部に出せないため転勤させてもらえない。
  ・最終的に実質休部。
ぐらいか。
 多分、関係者のほとんどは幸せじゃなかった/ならなかったと思う。
 学内で現在進行形の者がいるならば、できれば、楽しく幸せな部活動を楽しんでもらいたい、そう思う。