正しさとは関係のない部分

 某薬品関連企業となんというかややこしそうな闇企業っぽい系列(邪推だけど一族がなぁ・・・)の企業の話がでていたのだが、係争中、もしくは係争に至りそうな記事を見ると、その事案に関してどちらがどのように正しいのかというのとは無関係に、問題をはらみやすい領域であることは確かなんだろうなぁ、という気はする。
 逆に言えば、そこは伏魔殿という一部の者からすればパラダイスであって、だからこそだれもが飛びつくことが難しいうまみのあるビジネスチャンスが存在すると考えるわけだし。
 斜めから見た捉え方ではあるものの、契約という概念において当事者の対等な合理的意思に基づいて合意することが原則とはいえ、契約に際して(契約後の契約が有効な期間を含む)契約自由の原則というところを本質ではない向きに逆手に取ることで、当事者が対等ではない合意でなかったと考えるのならば「自由」にしてもらっていいですよ?という構図が半ば放置され常態化するかたちになっているところに起因するように思う。
 結局、大きなくくりとしては、契約に際して当事者における立場的な強者がほとんど確定的であって、かつその強者側が契約自由の原則を持ち出す(乱用だとは言わない)などの強者側をより補強するために用いることが可能な領域というところにその魔が潜んでいるように思えてならない。
 その魔の例示は、、、、、しないよ、さすがに。
 爆破予告なんかよりよっぽどタチの悪い犯罪教唆だと個人的には思っているので。