今年のリスク

 昨日のWBSでユーラシア・グループによる「Top Risks 2016」が発表されたようだ。
 多分、各国の大手証券会社やシンクタンクなども同様の資料を作成しているのだろうが、ユーラシア・グループのそれが、下世話な表現で言うと「もっともよく当たる」という理由からか、日本のマスコミで取り上げられることが多い気がする。
 ちなみに、先の当該文書は当然英語なので、多分1週間後あたりになる日本語訳版(必ずしも公開されるわけではないのかもしれない。公開されなければ勝手訳を探したりする。)を見ようかと思っているのだが、そもそも、社会の底辺で蠢くやからに世界的なリスクを知ったところでほとんど意味がなく、それ以前に交通事故に遭わないようにするとか健康に気をつけて風邪を引かないようにするとかの方がよっぽど直接的かつ重要なリスクヘッジだと考えると自分の行為自体に失笑を禁じ得ない。
 結局のところ「趣味の範疇」であり、そう考えるといかに「趣味の範疇」という行為が直接的に役に立たないかを示している気はするが、役に立たないという攻撃を回避してむりやり行為を正当化するために定義しただけともいえるので、当たり前と言えば当たり前かもしれない。
 もはや「趣味の範疇」そのものがリスクになっている。