ママチャリでなくなっていくこと

 増田ネタ。
 「通勤用自転車のカゴ」ということで、カゴとっぱらったらママチャリが速くなったという話である。
 一応、4/1の増田なのでその真偽の程は不明だが、とりあえず目的がそういう方向だということで、少し書いてみる。
 基本的に速く走るために外す(重量を減らす)ということであれば、前カゴを外したならば、せっかくなのでフェンダーも外せばよかったかもしれない。
 ただし、前照灯まで外れてしまう場合はハンドルに取り付けるなどの工夫は必要だが。
 また、後ろの荷台も外したのなら、同様にフェンダーを、通勤用のタイプならついていないかもだが、サドルの下の巻き込み防止ネットも外せばいいかもしれない。
 ただし、同様に後方反射板は適切に取り付ける必要はある。(法的には車両に固定する必要はないが、一応業界標準的観点と忘れてしまう危険性から。)
 面倒臭いが、チェーンカバーがついていれば外すのも手ではある。
 個人的には、グリップとペダルは安定走行のために交換したいところ。
 あくまで個人的な主義っぽいものとして、ハンドル、サドル、スタンドは元のまま(もしくは元のと類似した形状、タイプ)でないとママチャリのアイデンティティが失われる気がするので残すべきだと思っていたりする。
 あと、クランクを交換していたりすると高度すぎて気合い入ってるなぁ、と感心する。(公道で走っているのを見たことはないけど)
 が。
 コメにあるとおり、ほぼ確実に停められるでしょうね。
 たとえ道交法に毛ほども違反していなくてもそういったことはよく耳にするので。
 個人的には、安物のハブガードを後輪両側につけていたりする方が道交法に違反する気満々な気がして心がネガティブ側に振れてしまうけど。
 いずれにせよ、元の状態より、より大きな負荷が可能な部品の取り外しやパーツ交換は、どこかしかで元の設計基準を上まわってしまうと、安全性が損なわれるわけで、コメにあるとおり、素直にロードバイクにする方が賢明かもしれない。
 私は速く走る属性側ではなかったが、ママチャリで遊んでいて無理してしまってステムをぶっ壊した(ステムがグラグラでハンドルがガックンガックン揺れるのだが、結局ステムが抜けなかったのでどこがどう破損したかは分からなかった)ことがある。
 TVとかでやっているママチャリ芸みたいなのは、少なくともマシンの限界を熟知したワールドクラスのプロだからこそ可能なのであって、その1/10程度にも満たないことをシロウトがやっただけでも、思った以上にママチャリは簡単に粉砕できる、というリスクを考慮しておいた方がいいかもしれない。
 とにかく、増田には安全運転でお願いします。