レジの打ちミス

 よくある話なのだが、レジの打ちミスの話。
 今日、目当ての牛乳が売り切れていて、別のたまにいくローカルスーパーに行ったのだが。
 そこは、小型のそれなりに古い店舗で、レジの機械もPOSレジとはいえ結構年季が入ったヤツだったりする。
 で、今回の打ちミスは、生鮮などのPOSを付けていないものを買っていないので、数量の打ちミスに限定されるわけだが、複数買った商品のスキャン時および移動時に結構もたついていたので、確認のためレシートを見ると見事に3商品も数量を多め少なめ両側に間違えて打っていた。
 で、指摘をして訂正をお願いしたところ、平謝りで修正しようとしてくれるのだが、一向にPOSレジ側が受け付けてくれないようである。
 レジの人はどうしようのなくなったようで、結局バックヤードの副店長を呼びに行って(やってきた人が単にネームプレートにそう書いてあった)POSレジではなくレジ奥の完全に独立しているっぽいPOSレジよりもさらに年季の入ったレジのドロアーを空け、結局電卓片手に訂正してもらった。
 で、その金額18円の戻り。
 申し訳ないことしきりなのだが、一応お互い1円に泣く者とはなんとやらというし。
 とはいえ、時給換算からすると店にとってはひどい話ではあるのだが。
 あと、よく分からないのは、POS側で訂正が通らないということかと。
 まぁ、昔は一端レシートを出力すると訂正できないなんて時代もありはしたが、今はそんなこともない、、、のだが、機械古そうだしなぁ。
 さらに言うと、この店でPOS側で訂正してるのを見たことがある(ただし、結構面倒くさそうだった。一端レジの列を完全に切ってたので記憶している)ので、社員クラスが出てきてもPOS側を使わないのは、訂正があまりに大変すぎるためか、加算減算を同時に投入できないとか(そんなシステムでええんか、という気はするが)、何か大きな制約があったのだろうと思われる。

 で、その帰り道。
 数量を多くレジ打ちした商品をそれに合わせて追加で買って帰ることにして、少なくレジ打ちした商品はもう一度レジを通す、とか融通してあげればよかったんじゃないか、とか思った。
 うーん、そんな機転はなかなかとっさには難しいさねぇ・・・・

 あ、あと最近はPOSのスキャンミスというか別商品として認識されるなんてのはまず見かけなくなったが、前の世紀のころなんかは、昼時、コンビニでレジに並んでいると、前のサラリーマンが弁当とお茶か何かのペットボトルを精算しようとしたところ、「一万何千云々」とレジの金額表示を読み上げた後にそのまま続けて「、ではないですよね?」といったものだから、そのサラリーマンも「俺に聞くなよ!」と憮然と返したため、周囲で笑いが漏れてたことがあった。
 入力ミスというか操作ミスで私自身が経験した最もひどいヤツは、前の人の訂正として私のバスケットに入れた商品を加算したために、2点で300円ぐらいの買い物だったはずが1万円に近い数字をレジの人が読み上げた後、お互い「えっ?」となって顔を見合わせたことがあったが、あれもレジに並んでいる後ろの人に申し訳ない思いでいっぱいだったのを思い出す。
 とはいえ、大変だからといって「はい、お釣り100万円ね!」という時代に戻れるとも思えない。
 思った以上に、世は輻輳化のためにエラーであふれているのかもしれない。(認知件数という意味で)